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ダイニングキッチン
食事室(ダイニング=D)と台所(キッチン=K)が一体化した部屋=DKのこと。いわゆる「DKスタイル」が登場したのは、戦後まもない時期に旧・日本住宅公団(現・都市再生機構)などが開発した公共住宅から。それまで寝起きと食事は同じ和室で行うことが多く、機能分化があいまいだった。DKスタイルの登場で、寝る部屋と食べる部屋が分かれ、食寝分離が実現。狭い室内空間の有効利用やいす式の洋風生活のスタイルが定着した。
対面キッチン
キッチンに立ったとき、身体がダイニング側を向くプラン。キッチンで作業する人と、ほかの家族とのコミュニケーションが保たれるのが利点。キッチンに対面する形で簡単な食事や配ぜんのできるカウンターを設け、「カウンターキッチン」と称することも。シンクのある作業台を対面させるプランが一般的だが、コンロも対面させる場合、レンジフードの排気量が不十分だとダイニングやリビングに調理の煙や臭気が流れてしまうので要注意。
宅地建物取引業法
いわゆる宅地や建物などの不動産の取引に関する法律。1952年制定。「宅建業法」と略す。宅建業者=不動産会社の免許、宅地建物取引主任者の資格、営業保証金、業務などについて定め、宅建業者に誇大広告の禁止、広告開始時期の規制、取引態様(売主・媒介・代理)の明示、重要事項説明の義務などを課している。88年に専属専任媒介契約とレインズの創設、95年に免許の有効期限延長などの改正(97年施行)があった。
宅地建物取引主任者
都道府県で行う宅地建物取引主任者資格試験に合格し、不動産取引の2年以上の実務経験を持つなどの要件を認められて、宅建主任者証(有効期間5年)の交付を受けた人のこと。宅建業法では、不動産会社の事務所には従事者5人に1人以上、案内所には1人以上の専任の宅建主任を置くことを義務づけている。宅建主任者の業務は主任者証を提示して重要事項説明をしたり、重要事項説明書や契約締結後の書面に記名なつ印することなど。
宅配ロッカー
不在のときでも宅配便を受け取れるようにしたロッカー型の装置。宅配ボックスともいう。宅配業者がロッカーに荷物を預け入れ、不在配達票を届け先住戸の郵便ポストに投かんする。帰宅した居住者は、住戸ごとに登録された暗証番号を指定のロッカーに入力して荷物を受け取るしくみ。機械制御とコンピューター制御などの方式がある。最近は、書留郵便物対応やクレジットカードの決済システムを持ったタイプも登場している。
宅建業免許番号
不動産会社は、事務所の見やすい場所に免許事項を記載した標識を掲示することが法律義務。この標識の最初に「国土交通大臣免許(1)○○号」「東京都知事免許(9)××号」と出ているのが免許番号。複数の都道府県にまたがって事務所がある場合が国土交通大臣免許、1つの都道府県内にある場合が都道府県知事免許。カッコ内の数字は免許の更新回数を示す。更新は1996年以降は5年に1度、それ以前は3年に1度の間隔。
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仲介手数料
仲介会社の媒介などによって不動産の取引をしたときに、業者に支払う報酬のこと。媒介報酬ともいう。宅建業法では成功報酬主義が取られているので、売却や物件探しの依頼をしても取引が成立しなければ支払う必要はない。仲介手数料の金額の上限は宅建業法で決められている。賃貸仲介の場合は家賃の1ヶ月以内。
超高層マンション
何階建て以上を超高層マンションというか、明確な定義はないが、地上60m以上、20階建て以上を超高層と呼ぶのが普通。1990年代後半から50階建て以上のマンションも登場している。超高層の最大のメリットは眺望の良さ。広い敷地を高度利用するので、オープンスペースが広く、共用スペースにゆとりがある。また、超高層になると24時間管理や非常用エレベーターの設置など、防災・管理体制が充実する傾向がある。
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定期借家権
契約更新のない定期建物賃貸借権のこと。契約期間の上限はない。契約を結ぶ際に、家主は、借家人に対して公正証書などの書面を公布して「更新がなく期間満了により終了する」ことを説明する義務がある。また、契約終了の1年前から6か月前までの期間に契約終了の通知をする必要がある。
ディンプルシリンダー
シリンダー錠のひとつ。鍵の表面に特殊な形状をしたタンブラーに対応したくぼみ(dimple)が設けられている。製造メーカー以外での鍵の複製が難しく、ピッキングによる不正解錠にもきわめて強い。
鉄筋コンクリート造
建物自身の重さを支えるような押し潰す力(圧縮力)に強いコンクリートを、引き伸ばす力(引っ張り力)に強い棒状の鋼材である鉄筋で補強して作る構造のこと。鉄筋コンクリート(reinforced concrete)造を省略して「RC造」という。耐震性、耐火性に優れている。マンションでは6~7階建てまでの中高層に多かったが、超高層向けのハイRC造などのマンションも出ている。
鉄骨造
建物の骨組に鉄骨(steel)を組んで作った構造のこと。「S造」と略す。柱や梁をボルトや溶接で接合する。耐震性は高いが鉄自体は耐火性が低いので、通常は鉄骨の周りに耐火被覆を施す。鉄筋コンクリートに比べて軽いので、大型の工場や高層ビルに適している。小規模なビルや賃貸住宅でもS造で建てられているケースがある。超高層マンションでも採用されるケースはある。軽量鉄骨を使った一戸建てのプレハブ工法 もある。
鉄骨鉄筋コンクリート造
鉄骨(S)造と鉄筋コンクリート(RC)造の長所を併せ持った構造。鉄骨で柱や梁を組み、その周りに 鉄筋 を配してコンクリートを打ち込む。鉄骨鉄筋コンクリート(steel framed reniforced concrete)造を省略して「SRC造」という。7~8階建て以上の高層マンションに多い。同じ階数ならRC造よりもSRC造のほうが耐震性は高く、柱も細くできる。ただ、建築コストはSRC造が一番高くなる。
デベロッパー
直訳すると開発業者(developer)。大規模な住宅開発や都市再開発、リゾート開発などをする業者のこと。土地造成や都市基盤の整備に始まり、住宅やビル、各種施設を建設し、分譲したり賃貸経営をする事業主体の企業を意味する。公団・公社は公共デベロッパー。民間デベロッパーには、比較的資本の大きな不動産会社、電鉄会社、商社、ゼネコンなどが含まれる。単体マンションの売主も便宜的にデベロッパーと呼ぶ。
出窓
 
建物の壁面より外に張り出して設けた窓。床からの高さが30cm以上、突き出し長さ1m未満のものは張り出した部分の面積を床面積に加算しなくてもよい。窓の形状はさまざまだが、正面のガラスをはめ殺しにして両サイドを開閉できるものも。弓形のものをボウウィンドウ、台形のものをベイウィンドウと呼ぶ。
テラスハウス
複数の建物が連続してつながっている長屋建ての住宅のこと。戸境壁を共用している分だけ一戸建てよりも効率的に建築できるが、土地の所有形態は一戸建てと同じように独立した所有権になる。また、形式も2~3階建て以下の低層が多く、各住戸ごとに区画された専用庭があるので、マンションよりも一戸建てに近い。1戸1戸に分けて新築一戸建てとして分譲されるよりも、戸建て形式の賃貸住宅として供給されるのが一般的。
テンキーロック
鍵を使わないキーレスエントリー・システムのひとつ。0から9までの10個の数字ボタンで暗証番号を入力して施解錠する。鍵の紛失、盗難、複製による不正な解錠を防げる。ただし暗証番号ののぞき見などによって他人に知られると、容易に解錠されるおそれもある。メカニカル方式とデジタル式があり、後者は入力のたびに数字配置が変わるランダムテンキー式もあり、暗証番号を手の動きなどにより推測されるおそれがない。
電気温水器
貯湯タンクに水をため、電気ヒーターで沸かして保温しておく方式の給湯設備。沸かすときは電力料金が割安な深夜電力や第2深夜電力などを利用する。機器によって対応できる料金制度が異なるので注意。同時に数カ所でお湯を使っても常に湯温が一定なのが利点だが、使いきってしまうとお湯が出なくなる難点がある。追加でお湯を沸かせる機種もあるが、あらかじめ貯湯量にはやや余裕をみる。4人家族では370~460リットルが主流。
天窓
採光のため屋根の一部に設けられた明かり取り窓。トップライト、ルーフウィンドウとも呼ばれ、開閉できるものとはめ殺しの二通りある。一般の側窓よりも光を通すため、建築基準法の有効採光面積では通常窓からの光の3倍に計算される。開閉するタイプは手動、電動の2種類あり、電動には雨・温度センサー付きの自動タイプも。主に北側など採光上不利な部分に設けられるが冬の結露対策や夏は日射を受けるため暑熱対策が欠かせない。
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ドアチェーン
玄関ドアの内側からの戸締まりに使う鎖付きの金物。ドアがチェーンの長さ分の10cm程度しか開かず、人の出入りができない状態にする。来訪者の確認や、強引な侵入を防ぐ効果がある。「チェーン・ドア・ファスナー(chain door fastener)」「鎖錠」「用心鎖」ともいう。ワイヤーカッターで切断できるため単独では防犯性は低い。チェーンの代わりに鋼製のアームを用いた「ドアガード」も同様のしくみ。
特優賃
中堅所得者のファミリー向けの公共賃貸住宅の一種で、特定優良賃貸住宅を省略して「特優賃」という。民間の土地所有者が一定の条件に合った賃貸住宅を建築し、自治体や公社が長期契約(最長20年間)で借り上げたり、管理受託をして運営する。賃貸住宅の建築にあたって、国や自治体からの建設費の補助と公庫の低利融資が受けられるうえに、入居者の負担を和らげるための家賃補助を受けられる。入居者は収入に応じて負担額が変わる。
徒歩時間
現地から交通機関の最寄り駅や商店、学校、公共機関などへの歩いていく場合の所要時間は、不動産公取協の表示規約で、道路距離80mにつき1分を要するものとして計算することが定められている。1分未満の端数が出る場合は切り上げて計算する。たとえば500mの場合、[500m÷80m/分=6.25分]となり、表示は「7分」となる。信号や踏切の待ち時間、坂・階段の昇り下りによる時間のロスなどは計算上で考慮されていない。
トランクルーム
家財などを預かってくれる保管サービス。盗難やカビなどの心配がある貴重品・美術品をはじめ、家具やピアノなど大きなモノから小さな書類まで安全に預けることができる。ものによって異なるが費用は1立方メートルあたり月2000円程度から。トラブル防止のため、品物の引き渡し時にキズ等を確認。保管中の品物への毀損、紛失等に対する損害保険があるかも大切。マンションなどでも室内とは別に家財のトランクルームを設けているところがある。